いい年を!

篠田ほつう

2012年12月18日 13:29

 

北野天満宮で新年御祝用の「大福梅」を授与していただきました。
 京都には元旦の朝、祝膳の初茶としてこの梅を飲み、邪気を祓って福を招き、一年間の無病息災を祈る風習があります。
 起源はというと、村上天皇の頃、疫病が流行し、「天皇御脳にかかり給いしが、この茶を服し給えば御脳たち所に平癒す。これより王服と称して毎年元旦にこの茶を服し給い、萬民これを倣い年中の疫病邪気を除き長寿幸福を得るなり」と伝えられています。
「大福」の字は「王服」より転化したもので、吉祥の意味をこめ吉字をあてられていると伝わります。今では京都をはじめ、全国各地から多くの参拝者が授かりに来られるようになりました。

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