みたらし祭り

篠田ほつう

2010年07月24日 18:30

 下鴨神社の夏の風物詩。土用の丑の日に御手洗池の中に足をひたせば、罪、けがれを祓い、疫病、安産にも効き目があるといわれています。みたらしの池に入り、清流のなかを歩き、井上社にお参りします。平安時代、季節の変わり目に貴族は禊祓いをして、罪、けがれを祓っていたのだとか。この日も、朝5時半から、「うわっ、ひやっこい」などといいながら、老若男女が足つけ神事をしていました。




 祭神は、瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)です。地元では親しみを込めて、「糺の森の弁天さん」とも呼ばれているそうです。瀬織津姫命は、水の女神であり、人の穢れを祓い清めます。元々の社地は、高野川と鴨川の合流地点の東岸にあったと記されています。糺の森の南側の三角州のところになります。

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