2009年01月04日
大坂

今年の正月は、大阪に帰っておりました。参拝に行った住吉大社はすごい人でした。さすがに「天下の大坂」といったところでしょうか。有名な太鼓橋も人で埋め尽くされておりました。

住吉の神さまは俗に海の神とされています。5世紀初頭この地に鎮斎になったと伝えられています。大和政権の玄関口にあたる難波(なにわ)に鎮座して、遣唐使をはじめ大陸との渡航を守り、奈良時代以前より外交・貿易、またあらゆる産業を守護する神として称えられてきました。

境内には、舞楽を奏でる石舞台などもあります。日本三舞台(住吉大社・厳島神社・四天王寺)のひとつでもあり、重要文化財に指定されています。

かの織田信長も安土城の次には大坂に拠点を移し、石山に城を築こうと考えていたとも言われています。信長は結局本能寺の変に倒れ、石山築城の計画が現実のものになることはありませんでした。信長にせよ秀吉にせよ、京に近く、水運により国際交易にも有利で、かつ南にある堺の町の富を掌握するのに有利という大坂の地利に注目していたのです。

Posted by 篠田ほつう at 23:23│Comments(0)