2008年09月29日
洛北の秘境
西賀茂から北へ、柊野堰堤を横目にどんどん登る。美しい杉木立の中を、鴨川源流をなす雲ケ畑川が流れる。洛北雲ケ畑の険しい山中にある志明院は、小さな集落にある古いお寺、岩屋山不動教の本山です。不動明王を祀ることから岩屋不動とも呼ばれています。
白雉元年(650)に役の行者が草創し、天長6年(829)、空海が淳和天皇の勅願により再興したと伝えられています。諸堂が点在し、岩屋山全体が山岳道場となっています。鴨川の水源である洞窟の湧き水を神聖視して皇室の崇敬が深く、水神を祀り、清浄な鴨川の御用水を祈願したといいます。水伝説として歌舞伎十八番の『鳴神』の舞台ともなり、鳴神上人の行場でもあったという飛竜の滝も必見です。
ここは、知る人ぞ知る紅葉の名所。鴨川源流地の大秘境に広がる紅葉は、ほんとに綺麗です。

鳴神 歌舞伎脚本 歌舞伎十八番の一。
鳴神上人は朝廷に願いを立てたがお許しがないのを恨み、三千世界の竜神を飛竜の滝壷に封じ込め黒雲坊、白雲坊を従えて護摩の洞窟にこもる。旱魃となって苦しむ民百姓を救うため朝廷は雲の絶間姫という洛中一の美女を遣わす。姫は色仕掛けで上人を迷わせて破戒させ、竜神を封じ込めた護摩洞窟の注連縄を切る。上人の法力は破れ、竜神は天にのぼり雨が沛然と降る。
白雉元年(650)に役の行者が草創し、天長6年(829)、空海が淳和天皇の勅願により再興したと伝えられています。諸堂が点在し、岩屋山全体が山岳道場となっています。鴨川の水源である洞窟の湧き水を神聖視して皇室の崇敬が深く、水神を祀り、清浄な鴨川の御用水を祈願したといいます。水伝説として歌舞伎十八番の『鳴神』の舞台ともなり、鳴神上人の行場でもあったという飛竜の滝も必見です。
ここは、知る人ぞ知る紅葉の名所。鴨川源流地の大秘境に広がる紅葉は、ほんとに綺麗です。

鳴神 歌舞伎脚本 歌舞伎十八番の一。
鳴神上人は朝廷に願いを立てたがお許しがないのを恨み、三千世界の竜神を飛竜の滝壷に封じ込め黒雲坊、白雲坊を従えて護摩の洞窟にこもる。旱魃となって苦しむ民百姓を救うため朝廷は雲の絶間姫という洛中一の美女を遣わす。姫は色仕掛けで上人を迷わせて破戒させ、竜神を封じ込めた護摩洞窟の注連縄を切る。上人の法力は破れ、竜神は天にのぼり雨が沛然と降る。
Posted by 篠田ほつう at 21:04│Comments(0)
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