2008年02月14日
定番だからこそ素晴らしい!
ほんとに今年はどうしちゃったんでしょうねえ!昨日も京はすごい大雪でしたね。吹雪の中をどうしても雪の清水寺が見たくって出かけてきました。いってよかったワン!

さて、戦国時代に狩野派に描かれた国宝の洛中洛外図屏風(上杉本)にも登場する清水寺。現代では年間参詣者が370万人とも言われています。戦国時代の「清水寺参詣曼荼羅」(清水寺所蔵)にも境内の「音羽の滝」から汲んできた水でお茶をいれる参道の茶店の繁盛振りが描かれていたりして、当時から参拝客があとを絶たなかったようでございます。

京都アスニー 陶板壁画より
宣教師ルイス・フロイスは、「日本建築において他のいかなるところより優れている点は、清潔さと秩序であり、それは寺院でも、諸侯、および貴人たちの住宅、庭園、御殿においても見受けられる」と評し、三十三間堂や東福寺の詳細をのべ、「・・・都の近郊に、多数の巡礼が訪れる二つの別の寺院がある。その一つを祇園、他を清水と言う。ここに絶えず巡礼が殺到し、良い水の源泉でもあり、その地からの展望はすばらしく、日本中で著名である。・・・」(完訳 ルイス・フロイス日本史 中公文庫)と記しています。


フロイスは日本の諸建築について「日欧双方の建築を眺めた我らの目にも、賞賛と尊重に価する若干の特色を有す・・」と評価しながらも、この章の冒頭では、「ヨーロッパの諸建築は威厳、富裕、頑強さにおいていく倍も日本の諸建築に勝っている・・日本人は自国以外のことを知らない・・・だから大いに満足している・・・」と誇りを覗かせている点もおもしろいところでしょうか・・・
境内にある人気の地主神社の恋占いの石、一方の石からもう一方の石へ、目をつぶってたどり着くと思いがかなうのだとか。吹雪の中でも若いお嬢さんたちが何人も挑戦していました。


さて、戦国時代に狩野派に描かれた国宝の洛中洛外図屏風(上杉本)にも登場する清水寺。現代では年間参詣者が370万人とも言われています。戦国時代の「清水寺参詣曼荼羅」(清水寺所蔵)にも境内の「音羽の滝」から汲んできた水でお茶をいれる参道の茶店の繁盛振りが描かれていたりして、当時から参拝客があとを絶たなかったようでございます。


宣教師ルイス・フロイスは、「日本建築において他のいかなるところより優れている点は、清潔さと秩序であり、それは寺院でも、諸侯、および貴人たちの住宅、庭園、御殿においても見受けられる」と評し、三十三間堂や東福寺の詳細をのべ、「・・・都の近郊に、多数の巡礼が訪れる二つの別の寺院がある。その一つを祇園、他を清水と言う。ここに絶えず巡礼が殺到し、良い水の源泉でもあり、その地からの展望はすばらしく、日本中で著名である。・・・」(完訳 ルイス・フロイス日本史 中公文庫)と記しています。


フロイスは日本の諸建築について「日欧双方の建築を眺めた我らの目にも、賞賛と尊重に価する若干の特色を有す・・」と評価しながらも、この章の冒頭では、「ヨーロッパの諸建築は威厳、富裕、頑強さにおいていく倍も日本の諸建築に勝っている・・日本人は自国以外のことを知らない・・・だから大いに満足している・・・」と誇りを覗かせている点もおもしろいところでしょうか・・・
境内にある人気の地主神社の恋占いの石、一方の石からもう一方の石へ、目をつぶってたどり着くと思いがかなうのだとか。吹雪の中でも若いお嬢さんたちが何人も挑戦していました。

Posted by 篠田ほつう at 14:46│Comments(0)
│外国人宣教師が見た戦国京都(ガラシャ編外伝)