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2008年08月30日

羅城門と鳥羽の作り道

 東寺の五重塔を横目に、九条通りを西へ進むと、かつての平安京の羅城門の跡地付近に至ります。

羅城門と鳥羽の作り道

 平安京の中央を南北に貫いた朱雀大路の南端に構えられた大門で、「羅城」とは都城の城壁のことです。暴風雨で倒壊後、再建されず。羅城門周辺は夜ともなれば誰も近付かぬ荒れはてた一画となっていたといいます。荒廃した不気味な羅城門はやがて今に伝わる数々の奇譚の題材になりました。芥川龍之介の『羅生門』などで有名ですね。
 現在では九条通りから少し北の小さな公園に、跡地を示す小さな石碑がひっそりとあるだけとなっています。

羅城門と鳥羽の作り道

 戦国時代、洛中と山崎あたりを繋ぐ道は二つ。ここから、西国街道を一路、西へ進む。もう一つは、真直ぐ鳥羽作り道を下がり、桂川河畔の草津湊を経て、巨椋池岸の納所(のうそ)へと繋がります。鳥羽作り道は、低湿地に、人の手で土盛された、最古の人工道でした。鳥羽作り道の久我森ノ宮から南西方向に、久我畷(こがなわて)が延び、山崎へ至ります。







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Posted by 篠田ほつう at 19:29│Comments(0)伊波多紀行
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